鰻へのこだわり

焼きの技術と素材に妥協せず、
皆様の一生の記憶に残る味を目指しています。

01 焼き方

焼き切る。
うまみを閉じ込める。

「技術」

うなぎ職人には「 串打ち3年、裂き8年、焼き一生」という格言があります。うなぎの串打ちをマスターするまでに3年、捌けるようになるまでに8年。そして、焼きの技術を習得するには一生かかるということを表しています。この表現のように、「焼き」は高度な技術が必要です。
焼き方によって味が変わると言われるうなぎ。焼き一生では、この「焼き」の技術に自信を持てる職人が丹精込めて焼き上げております。その時その時によって、焼き加減や時間を調節し、皆様に最高のうなぎ料理をご提供いたします。ぜひ、職人の技が光る当店のうなぎ料理をご賞味ください。

「関東風と関西風」

うなぎ料理には、「関東風」と「関西風」の2種類があります。関東風は背開きにして、一度白焼きしたものを蒸してから再び焼くので、淡白で柔らかいのが特徴です。関西風のうなぎは、腹開きにして蒸さずに焼き、パリッとしていて香ばしいのが特徴です。
焼き一生は、近辺では珍しい「関西風」です。蒸さずにうなぎをじっくり焼くことで、うなぎの表面がサクッと、中がふわっとした仕上がりになりますが、生から直火で焼くため、時間がかかり、柔らかくするためには職人の技術が必要となります。一流の職人がいるからこそ、ご提供できる味です。

02 素材

本物のうまさは
素材にあり

日本有数の名産地である三河一色産(愛知県)を中心に、季節や鰻の生育状況によって厳選し、柔らかく旨みがしっかりした大きいサイズの活鰻を仕入れます。天然に近い育成環境に加え、最適な水温や給餌内容など研究を積み重ね、また多くの手間をかけて育てられる三河一色産うなぎは、良質な脂がのり、皮も柔らかで全国の問屋や職人が認める食味、質の高さです。

03 タレ

混ぜものは、しない。

「みりん」

味の決め手となるうなぎのタレには、福来純「伝統製法熟成本みりん」を使用しています。
化学調味料や食品添加物は一切不使用。
国産の「もち米」「米麹」そして「米焼酎」の3つの原料のみで造られた本みりんは、江戸の昔から美濃で寝酒として甘党にも愛飲されてきました。その昔から変わらない伝統的な手法で90日仕込み、熟成に3年程度かけた旨みたっぷりの琥珀色のみりんは深みのある甘みと複雑なうまみがかもし出されます。
そのまま飲んでも美味しく、「飲めるみりん」として数多くのメディアでも紹介されています。

「醤油」

最高級の超特選醤油と純米本みりんをベースに、群馬の風土にあわせた味わいに仕上げるため、正田醤油(館林市)の特選丸大豆しょうゆ、有田屋(安中市)の天然醸造群馬醤油をブレンドした化学調味料不使用の自然な味わいのたれを使用しています。
醤油をブレンドすることで、究極のたれを作り出すことができます。醤油を作る工程の中で重要になるのは、麹菌をはじめ、乳酸菌や酵母菌の「微生物」と言われており、この微生物が醤油の旨みと風味を決定づけると言えます。そのため、違う蔵元でつくられた醤油を混ぜることで、それぞれ異なる微生物のバリエーションを増やすことになり、味わいに深みが生まれます。

04 お米

いちばん
鰻に合うごはん

鰻をおいしく食べるためのごはんは、その年によって産地やブレンドを変えた「いちばん鰻に合う国産米」を使用しています。

ふっくらと炊き上げられたごはんはほどよくもっちり。鰻とタレと絡み合い、口の中でほどけていきます。

05 だし

しっかりと、上品に。

名産地「北海道産の真昆布」と、最高級の呼び名も高い「枕崎産の本枯節」を使用。上品な味わいの昆布と、旨味が凝縮されたかつお節をブレンドした特別な出汁です。お吸い物やう巻き、うざくに使用する大切な出汁は毎日手間ひまかけて作っています。

06山椒

鰻の味を引き立たせる
若緑色の山椒

「ぶどう山椒」と「朝倉山椒」をブレンドした最高級山椒を使用。爽やかな香りとピリッとした刺激が特徴で、脂の乗ったうなぎとの相性が抜群です。

まずは少量お掛けください。今までの山椒のイメージを覆す、その味と香りに驚かされます。

07 店内

くつろぎの空間で
食の時間をさらに楽しく

当店は、日本らしさあふれる和の要素と、近代的な洋の要素を組み合わせた店内です。
「皆様に満足していただきたい」という想いから、料理だけでなく、店内の細部にもこだわっております。特に、飲食店では珍しい「中庭」が店内にあることで、爽やかな空気感を演出し、より一層おくつろぎいただける空間となっております。
また、最大32席の和室のご用意もございますので、宴会や会食の御予約も可能です。その他に、子供用の椅子やひざ掛けのご用意もあります。
(席数:82席うち宴会和室席:32席)

08 書道

想いを貫く。

店内では、現代書道家・芸術家 今井美恵子氏による書が目を引きます。
「設え」というよりも「読んでほしい想い」を表現していただきました。
繊細さもありつつ、力強さも伝わる作品です。